アフィリエイトのキーワードの探し方を、先に結論から書きます。
検索数の多い言葉から探さないでください。先にASPで案件を見て、その商品が売れるキーワードを探します。順番が逆だと、どれだけ上位に行っても1円にもなりません。
こんにちは、よし(吉本順一)です。アフィリエイトを2011年から専業でやっています。
僕も最初は逆をやりました。検索数が多くて競合が弱そうな言葉を探して、そこで上位を取る。アクセスは集まりました。ただ、報酬はまったく発生しませんでした。読んだ人が知りたいことを知って、そのまま帰るだけのキーワードだったからです。
この記事では、案件から逆算してキーワードを決める手順を、順番どおりに書きます。
検索数から探すと、なぜ報酬にならないのか
キーワード選定の解説でよく見るのが、「検索数が多くて、競合が少ない言葉を狙いましょう」という説明です。これはSEOの話としては正しいのですが、アフィリエイトには足りません。
足りないのは、その言葉で検索した人が、そのあと何かを買ったり申し込んだりするのか、という視点です。
同じダイエットというジャンルでも、こう分かれます。
| キーワード | 検索した人がやること | 報酬 |
|---|---|---|
| ダイエット 食事 メニュー | 献立を見て、自分で作って終わり | 発生しにくい |
| ダイエット 停滞期 何日 | 日数を知って安心して終わり | 発生しにくい |
| パーソナルジム 渋谷 安い | どこか1つ選んで無料カウンセリングに申し込む | 発生する |
| (商品名) 解約 | 解約方法を調べる。乗り換え先を探していることもある | 条件しだいで発生する |
上の2つは、検索数で言えば下の2つよりずっと多いです。それでも報酬にはつながりません。読んだ人が、お金を払う場面にいないからです。
だから最初に見るのは検索数ではなく、「この言葉で検索した人に売れる商品が、ASPにあるか」です。ここから手順に入ります。
手順1 ASPに登録して、案件を先に見る
キーワードを考える前に、ASPに登録して案件の一覧を見てください。どんな商品が、いくらの報酬で、どういう条件で売れるのかが分からないまま考えても、見当はずれになります。
最初の1社はA8.netで良いと思います。登録が無料で、サイトが無くても登録できて、登録さえすれば案件の一覧をそのまま見られるからです。まず中身を見るために登録する、という使い方ができます。
登録の手順はA8.netの登録方法に、他のASPとの違いはアフィリエイトASPおすすめ比較にまとめています。
案件のどこを見るか
報酬額だけを見ないでください。見るのは3つです。
| 見るところ | 理由 |
|---|---|
| 成果地点 | 何をしたら報酬になるのか。無料の資料請求で報酬が出る案件と、商品を買ってもらわないと出ない案件とでは、必要なキーワードがまるで違います |
| 報酬額 | 報酬が数百円の案件は、相当な数を出さないと形になりません。最初は1件あたりが大きいものを選ぶほうが、続けやすいです |
| 提携の条件 | 即時提携か審査ありか。審査ありの案件は、記事を書き終えてから申し込んで落ちると、その記事が無駄になります |
最初に狙うなら、成果地点が無料の資料請求や無料の申し込みになっている案件です。読んだ人がお金を払わなくていいので、同じアクセス数でも成果が出やすくなります。
手順2 その案件が売れるキーワードを書き出す
案件を1つ決めたら、その商品を買う人がどう検索するかを書き出します。ツールはまだ使いません。自分の頭で先に出します。
型は2つあります。
商品名を知っている人が使う言葉
| 形 | その人の状態 |
|---|---|
| 商品名 評判/口コミ | 買う直前。最後に背中を押されたい |
| 商品名 料金/値段 | 買う直前。金額だけ確認したい |
| 商品名 解約/退会 | やめ方を調べている。乗り換え先を探していることもある |
| 商品名 比較/どっち | 2つで迷っている。決めてほしい |
この型は検索数こそ少ないですが、買う気のある人しか検索しません。アクセスが1日10件でも成果が出ます。
商品名をまだ知らない人が使う言葉
「悩み+どうしたいか」で検索します。こちらは検索数が多くなりますが、競合も強くなります。
先に商品名の型から記事を作って、サイトに記事がたまってから悩み系に広げる。この順番のほうが、早く報酬が出ます。
手順3 ツールで、実際に検索されているか確かめる
書き出した言葉が、本当に検索されているかを確かめます。ここで初めてツールを使います。
ラッコキーワード
1つの言葉を入れると、一緒に検索されている言葉がまとめて出ます。最初はこれだけで足ります。
無料で使えますが、上限があります。2026年10月28日に公式の料金ページで確認した内容です。
| プラン | 年額 | 使える量 |
|---|---|---|
| フリー | 無料 | 週50クレジット(毎週月曜0時にリセット) |
| エントリー | 7,920円 | 月400クレジット |
| ライト | 11,880円 | 月1,000クレジット |
| スタンダード | 29,700円 | 月3,000クレジット |
無料のフリープランは「週50回」です。1日あたりではなく1週間あたりなので、調べ物をまとめてやると、週の途中で止まります。関連キーワードの出力も500件までで、検索順位のチェックは30位までしか見られません。
とはいえ、記事を書き始めたばかりの時期なら週50回で足ります。足りなくなってから有料を考えれば十分です。
Googleキーワードプランナー
検索数を調べるためのツールです。ただし、初心者がいきなり使うには2つ引っかかる点があります。
1つは、使うのにGoogle広告のアカウントが要ることです。Googleのヘルプには、キーワードの候補を出すような基本の機能を使うには、支払い情報の入力を含めてアカウントの設定を終わらせる必要がある、と書かれています。広告を出すつもりがなくても、クレジットカードの登録までは進むことになります。
もう1つは、出てくる数字の精度です。Googleは自分のヘルプにこう書いています。
検索ボリュームのデータは概数です
作っているGoogle自身が概数だと言っています。「月間1,000」と出たから1,000人来る、という読み方はしないでください。多いか少ないかの目安として見るものです。
僕は、検索数は桁だけ見ています。10なのか100なのか1,000なのか。それ以上の細かさは、どのツールを使っても当たりません。
手順4 1ページ目を自分の目で見る
ここが一番大事です。そして、たいていの解説で抜けているところです。
ツールに「競合性:低」と出ていても、安心しないでください。あの数字はGoogle広告で入札している広告主がどれくらいいるかを表したものです。検索で上位を取るのが簡単かどうかとは、別の話です。
狙おうとしている言葉を、実際にGoogleで検索してください。1ページ目に何が並んでいるかを見ます。
| 1ページ目の顔ぶれ | 判断 |
|---|---|
| 公式サイトと大手メディアだけで埋まっている | やめる。個人のサイトが入る余地がありません |
| 公式が上にいるが、下のほうに個人ブログが混ざっている | 狙える。その個人ブログより中身を厚くすれば入れます |
| 知恵袋やSNSの投稿が混ざっている | かなり狙える。きちんと答えている記事がまだ無い、ということです |
| 狙った言葉と関係ないページが並んでいる | やめる。Googleがその言葉の意味を、こちらの想定と違う形で理解しています |
3行目を見つけたら、そこが狙い目です。知恵袋が1ページ目にいるということは、その質問にまともに答えている記事がまだ無い、ということだからです。
何件のサイトがそのキーワードを狙っているかを数えたい場合は、intitleとallintitleという調べ方があります。やり方はintitleとallintitleとは?に書いています。
手順5 勝てないときは、ずらす
狙いたい案件はあるのに、そのキーワードの1ページ目が企業で埋まっている。これはよくあります。
そのときは、同じ商品にたどり着く別の入り口を探します。正面から当たらずに、横から入るという考え方です。
具体的なやり方はずらしキーワードを活用したアフィリエイト戦略にまとめました。
やってはいけないこと
1つの記事に複数のキーワードを詰める
1記事につき1キーワードです。あれもこれも入れると、どの言葉でも中途半端になって、どれでも上位に行けなくなります。
同じキーワードで2つ記事を書く
自分の記事どうしが競合します。Googleがどちらを出せばいいのか判断できず、両方の順位が下がります。
僕も実際にやってしまったことがあります。似たテーマで2本書いたら、それまで上にいたほうの記事が落ちました。書く前に、自分のサイト内で同じ言葉を狙っていないか確かめてください。
キーワードを本文に詰め込む
同じ言葉を不自然に繰り返しても、順位は上がりません。読みにくくなるだけです。入れるのはタイトルと、見出しのいくつかと、書き出しの部分で足ります。
よくある質問
検索数が少ないキーワードを狙う価値はありますか
あります。というより、始めたばかりのうちは、そこしか勝てません。
「商品名 解約」のような言葉は、検索数で言えば月に数十回ということもあります。それでも、検索している人は全員その商品の利用者です。1日に数人しか来なくても成果は出ます。
月間検索数はいくつを目安にすればいいですか
決まった目安はありません。案件の報酬額によって変わるからです。
報酬が300円の案件なら、月に数千回検索される言葉でないと形になりません。報酬が1万円の案件なら、月に50回でも十分です。検索数だけを見て決めるものではない、というのはここにも出てきます。
有料のツールは必要ですか
記事が30本くらいになるまでは要りません。
有料ツールが役に立つのは、自分の記事がどの言葉で何位にいるかを毎日まとめて見たくなってからです。記事が数本しかない時期は、Googleサーチコンソールで足ります。無料ですし、実際に自分のサイトに来た検索語が出るので、ツールの推測値より正確です。
キーワードは何文字くらいの記事にすればいいですか
キーワードから文字数は決まりません。答え切った長さがその記事の適量です。アフィリエイト記事の文字数が重要な理由に書いています。
まとめ
- 検索数からではなく、ASPの案件から逆算してキーワードを決める
- 案件は報酬額だけでなく、成果地点と提携の条件を見る。最初は無料の資料請求で報酬が出るものが成果を出しやすい
- 「商品名+評判/料金/解約/比較」は検索数が少なくても、買う気のある人しか検索しない
- ラッコキーワードは無料だと週50回まで。最初はこれで足りる
- 検索数はGoogle自身が概数だと書いている。桁だけ見る
- 最後は自分で検索して1ページ目を見る。知恵袋が混ざっていたら狙い目、公式と大手だけならやめる
キーワード選定でいちばん時間を使うべきなのは、ツールの操作ではありません。案件を見ることと、1ページ目を見ることです。この2つは無料でできますし、15年やってきて、ここを飛ばしたときはだいたい外しました。
書くほうの手順はアフィリエイト初心者の始め方にまとめています。
[…] 案件からキーワードを決める手順はアフィリエイトのキーワードの探し方に、ASPの選び方はアフィリエイトASPおすすめ比較にまとめています。 […]