ペラサイトは今も稼げるのか|SEO量産がダメでPPCだけ残る理由

ペラサイトをこれから作ろうか迷っている人に、先に結論を書きます。

検索(SEO)で上位を取る目的でペラサイトを量産するのは、今はやめたほうがいいです。Googleが禁止行為としてはっきり名指ししているからです。

ただし、Google広告やYahoo!広告を回すための着地ページとしてなら、ペラサイトは今も使えます。こちらは検索順位に頼らないので、事情がまったく違います。

こんにちは、よし(吉本順一)です。アフィリエイトを2011年から専業でやっています。

僕自身、ペラサイトを量産していた時期があります。月に20万円から30万円ほどの報酬になっていました。それがGoogleの大型アップデートで、一晩でほぼゼロになりました。あのときは本当に血の気が引きました。

その経験と、今のGoogleが公式に書いているルールを突き合わせて、ペラサイトの現状を書きます。

ペラサイトとは、1ページだけで完結させるサイトのこと

ペラサイトとは、1つのドメインに1ページだけ置いたサイトのことです。紙が「ペラ1枚」という言い方から来ています。

狙うキーワードを1つに決めて、そのキーワードの答えだけを書き、最後に広告のリンクを置きます。トップページも記事ページも、同じ1枚です。

記事を積み上げていく普通のブログとは、作り方がまるで違います。並べて比べます。

比べるところペラサイト記事を積むブログ
ページ数1ページ数十から数百ページ
ドメイン1サイトにつき1つ取る1つを使い続ける
狙うキーワードサイト全体で1つページごとに1つずつ
内部リンク打てない打てる
1サイトを作る時間数時間から1日年単位で育てる
増やし方新しいドメインを買って作る同じサイトに記事を足す

下から3行目の「内部リンクが打てない」と、いちばん下の「新しいドメインを買って作る」。この2つが、今のGoogleでペラサイトが不利になる理由に直結します。順に説明します。

SEO目的の量産は、Googleが禁止行為として名前を挙げている

これは僕の感想ではありません。Googleが公開している「ウェブ検索のスパムに関するポリシー」に書いてあります。

「大量生成されたコンテンツの不正使用」という項目があって、その例としてこう挙げられています。

コンテンツを大量生成したことを隠す目的で複数のサイトを作成すること

検索キーワードは含んでいるものの、閲覧者にとってほとんどまたはまったく意味がないコンテンツのページを大量に作成すること

生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること

出典:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」

1つ目の「コンテンツを大量生成したことを隠す目的で複数のサイトを作成すること」が、ペラサイト量産そのものです。1キーワードにつき1ドメインを取って、同じ人が作ったと分からないようにする。昔からよく使われてきたやり方ですが、この文にそのまま当てはまります。

ポリシーの本文では、この不正使用を「検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成すること」と定義しています。そして「その作成方法は問わず」とも書かれています。つまり、AIに書かせようが自分の手で書こうが、判断は変わらないということです。

1つ作るだけなら違反ではない

ここは誤解されやすいので、はっきり分けておきます。

やり方ポリシー上の扱い
1ページしかないサイトを1つ作る禁止されていません
同じようなページを何十個も作り、作り主が分からないようにするポリシーの文面に当てはまります

問題になるのはページ数の少なさではなく、量産のほうです。1ページでもきちんと答えになっていれば、それ自体をGoogleは禁じていません。

違反と判断されたときに何が起きるか

2通りあります。

  • 手動対策。Google社内の担当者がサイトを見て判定します。Search Consoleに通知が届くので、どこが問題なのかが分かります。直して再審査リクエストを出せば戻る可能性があります。
  • 自動の評価下げ。アルゴリズムの判断で順位が下がります。通知は来ません。何が原因かも教えてもらえません。

僕がアップデートで報酬をゼロにされたときは、後者でした。通知が来ないので、どのサイトのどこが悪かったのか、最後まで分かりませんでした。やり直すしかありませんでした。

1つだけ作ってもほとんど稼げない

「違反にならない範囲で1つだけ作ればいい」と考えるかもしれません。ただ、そこにペラサイトのいちばん苦しいところがあります。

ペラサイトは1ページなので、狙えるキーワードが1つしかありません。そのキーワードで1位を取れたとしても、入ってくるアクセスはそのキーワード分だけです。

だからペラサイトは、もともと「1つあたりの稼ぎは小さいが、数でまかなう」やり方でした。100個作って5個当たればいい、という考え方です。僕が量産していたときもそうでした。

その「数でまかなう」が、今は禁止行為の文面に当てはまってしまう。1つだけでは稼げず、数を増やすとポリシーに触れる。これが今のペラサイトの行き詰まりです。

内部リンクを打てないのも大きい

1ページしかないサイトには、内部リンクの打ちようがありません。

Googleは、サイトの中でページ同士がどうつながっているかを見ています。関連する内容を行き来できるサイトのほうが、調べに来た人を最後まで案内できるからです。記事を積むブログは、記事が増えるほどこのつながりを強くできます。ペラサイトは、この手が最初から使えません。

内部リンクの具体的な貼り方は内部リンクの貼り方とSEO効果にまとめています。

PPCアフィリエイトなら、ペラサイトは今も使える

ここからが、ペラサイトが生き残っている話です。

PPCアフィリエイトは、Google広告やYahoo!広告にお金を払って、自分のページに人を集めるやり方です。検索の自然順位を取りに行きません。

そうすると、さきほどのスパムポリシーの前提が変わります。ポリシーが問題にしているのは「検索ランキングの操作を主な目的として」大量のページを作ることです。広告でアクセスを買っているなら、検索ランキングを操作してはいません。

そしてPPCでは、1ページで完結するという作りが長所に変わります。

  • 「商品名 解約」で広告を出すなら、解約の手順だけが書いてあるページに着地させる
  • 「商品名 料金」で出すなら、料金の表だけが載っているページに着地させる

広告をクリックした人は、知りたいことが1つに決まっています。そこに余計な話が入っていると、読んだ人は迷って帰ってしまいます。1キーワードに1ページというペラサイトの作りが、ここでは素直に効きます。

PPCで先に確認しておくこと

確認すること中身
ASPの規約リスティング広告そのものを禁止している案件があります。広告を出してもいいが商標キーワードでの入札は禁止、という案件もあります。提携を申し込む前に、その案件の規約を読んでください
Google広告の審査アフィリエイトのページは審査が厳しめです。中身が薄いページ、運営者が分からないページは落ちます
広告費を回収できるかクリック単価×クリック数より報酬のほうが多くないと赤字です。少額から回して、数字を見てから増やしてください

とくに1行目です。リスティング禁止の案件に広告を出すと、注文が入っても成果が承認されません。広告費だけが残ります。これは本当によくある失敗です。

広告費をかけて稼ぐやり方はアドアフィリエイトとは?広告費をかけて稼ぐ仕組みと始め方に書いています。

ペラサイトにいくらかかるのか

実際の金額を出します。2026年10月28日に、エックスサーバーの公式料金ページで確認した数字です。

サーバー代(エックスサーバー スタンダードプラン)

契約期間月額支払う合計
3ヶ月1,320円3,960円
6ヶ月1,210円7,260円
12ヶ月1,100円13,200円
24ヶ月1,045円25,080円
36ヶ月990円35,640円

初期費用は0円です。確認した日は「11月4日まで最大30%オフ」というキャンペーンが出ていて、36ヶ月契約が月693円になっていました。この手のキャンペーンは時期によって入れ替わるので、申し込む前に公式ページで今の金額を見てください。

サーバーは1契約で複数のドメインを置けます。ペラサイトを10個作ろうが20個作ろうが、サーバー代は1契約分のままです。増えていくのはドメイン代のほうです。

無料になるドメインは最大2つまで

エックスサーバーには独自ドメインが永久無料になる特典がありますが、スタンダードプランには条件が付きます。公式ページの注記にこう書かれています。

契約期間永久無料になるドメインの数
12ヶ月未満0個(特典の対象外)
12ヶ月1個
24ヶ月以上2個

無料になるのは、多くても2個までです。3サイト目からはドメイン代を自分で払います。「ドメインが無料でもらえるから量産しても安い」という話を見かけますが、そこまでの数は無料になりません。

ドメイン代は、取得するときより更新するときのほうが高くなることが多いです。「初年度0円」の表示に引っぱられずに、2年目以降の更新料で比べてください。ペラサイトは1サイト1ドメインなので、この更新料が毎年そのまま積み上がります。

僕が15年使ってきた実感と、気になっている点はエックスサーバーの評判と料金に書きました。他社と並べて選びたい場合はレンタルサーバーおすすめ15選を見てください。

PPCで使うペラサイトの作り方

SEOでの量産を勧めない以上、ここでは広告を回す前提での作り方を書きます。

1. 狙うキーワードを1つに絞る

検索した人が知りたいことを1つに決めます。「商品名 解約」なら、書くのは解約の手順だけです。ここで2つ3つと欲張ると、ページがぼやけて成果が落ちます。

キーワードの決め方はアフィリエイトで成功するキーワードの探し方に、競合を避ける考え方はずらしキーワードを活用したアフィリエイト戦略にまとめています。

2. ドメインとサーバーを用意する

無料ブログではなく、独自ドメインを取ってください。無料ブログは広告の審査に通りにくいですし、サービス側の都合で消されることがあります。

3. 検索した人の答えを、いちばん上に書く

広告から来た人は、答えを探しています。選び方の解説や自己紹介を先に置くと、そこで帰られます。

「商品名 解約」なら、1行目に解約の方法を書く。理由や注意点はその下です。

4. 広告リンクは答えのすぐ下に置く

ページの最後だけに置くと、そこまで読まれません。答えを書いた直後に1つ、ページの終わりに1つ。この2か所が基本です。

5. 運営者が誰か分かるようにする

Google広告の審査では、誰が運営しているページなのかを見られます。運営者情報とお問い合わせ先のページを用意してください。ここが無いと審査で落ちます。

6. 少額で回して数字を見る

最初から予算を入れないでください。1日数百円から始めて、使った広告費と発生した報酬を並べます。回収できていないなら、キーワードかページのどちらかを直します。

SEOで稼ぎたいなら、ペラサイトより1つのサイトに記事を足すほうが早い

検索から集めたいのであれば、僕はペラサイトを勧めません。同じ時間を使うなら、1つのドメインに記事を足していくほうが早いです。

ペラサイトを10個作る1つのサイトに10記事書く
ドメイン代が10個分かかるドメイン代は1個分
サイトごとに運営者情報やSSLの設定が要る最初に1回設定すれば済む
内部リンクを打てない10記事を互いにつなげられる
1つが当たっても他に影響しない1記事が当たると他の記事も引き上げられる
量産がポリシーの文面に当てはまる当てはまらない

下から2行目が、僕がいちばん差を感じているところです。1つのサイトに記事がたまってくると、新しく書いた記事が最初から上のほうに出るようになります。ペラサイトは毎回ゼロからのやり直しです。

記事を積んでいくやり方はアフィリエイト初心者の始め方にまとめています。

ペラサイトについてよくある質問

ペラサイトは何文字くらい書けばいいですか

文字数の目安を決めてから書くのはおすすめしません。狙ったキーワードの答えを書き切った時点の文字数が、そのページの適量です。

文字数と順位の関係はアフィリエイト記事の文字数が重要な理由に書いています。

中古ドメインを使えば上位に行けますか

一時的に効くことはありますが、長続きしません。前の持ち主がどう使っていたかが分からないので、すでに評価を落とされているドメインを買ってしまうこともあります。

それに中古ドメインは、「大量生成を隠す目的で複数のサイトを作る」という使い方とセットになりやすいです。その場合は、さきほどのポリシーの話に戻ります。

ペラサイト用のツールは今も使えますか

ツール自体は動きます。作る手間は確実に減ります。

ただ、手間が減ることと、検索で上がることは別の話です。作る速さを上げても、量産そのものがポリシーに触れるのであれば結果は変わりません。使うなら、SEOではなくPPC用のページを作る道具として考えてください。

ツールの中身についてはSIRIUS2使い方・価格・SEO対策・公開手順を徹底解説に書いています。

1ページだけのサイトでもインデックスされますか

されます。ページ数が少ないことを理由にインデックスされない、ということはありません。

ただし、中身が他のサイトと同じような内容だと、インデックスされないか、されてもすぐ外されます。これはページ数ではなく中身の問題です。

今あるペラサイトは消したほうがいいですか

すでに成果が出ているなら、急いで消す必要はありません。

これから数を増やすのをやめて、成果が出ているサイトの中身を足していく。それで1つのサイトとして育てられそうなら、そのまま育てる。僕ならそうします。

まとめ

  • SEOで稼ぐ目的のペラサイト量産は、Googleのスパムポリシーに「大量生成を隠す目的で複数のサイトを作成すること」として名前が挙がっています
  • 1ページのサイトを1つ作ること自体は違反ではありません。ただし1つでは、狙えるキーワードが1つなので稼ぎになりません
  • Google広告やYahoo!広告を回す着地ページとしてなら、ペラサイトは今も使えます。1キーワードに1ページという作りがそのまま長所になります
  • PPCで始める前に、その案件がリスティング広告を許可しているかを必ず確認してください
  • 費用はサーバーが月990円から1,320円、プラスでドメイン代です。無料になるドメインは最大2つまでなので、3サイト目から毎年の更新料がかかります
  • 検索から集めたいなら、ドメインを増やすより1つのサイトに記事を足すほうが早いです

僕はペラサイトで稼いでいた時期も、それを一晩で失った時期も経験しました。そのうえで今やるなら、ペラサイトは広告用の道具として割り切って、検索から集めるほうは1つのサイトを育てる。この2つを分けて考えるのがいちばん安全だと思っています。

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